現代人のほとんどがスマホを使うようになり、連絡から支払い、そしてカメラまでもこの1台で事足りるようになっています。
その中でも進化がすごいのはカメラ機能です。
最新のiPhoneが一台あれば夜景でもすごく画質の良い写真が撮れますし、様々なフィルターなどを使って自分の好みの雰囲気を作り出すことができます。
ところでスマホってすごく薄いのに、何で一眼レフと同じような写真が撮れるんでしょうか?
スマホの裏についているカメラレンズを見ると、現在は多くの機種で3つのレンズが付いていると思います。
この3つのレンズって実際のところ、どういう仕組みなのかご存じでしょうか?今回はその仕組みについて解説していきたいと思います。
3つのレンズは「画角」が違う
このような3つのレンズ。違いはずばり「画角」です。

画角とは視野の広さのようなもので、下のイラストが分かりやすいかと思います。(キヤノン株式会社のHPから引用)
同じ景色の写真を撮るにしても、広角・標準・望遠でどれだけ拡大して映っているかに違いがあります。これは焦点距離の違いに由来するもので、下の24mmとか50mmといった数字がそれになります。

通常、カメラマンが持っているような一眼レフカメラではその中に何枚ものレンズが入っており、そのレンズの距離を調整することで広角にしたり望遠にしたりすることができます。
しかし、スマホの場合は本体の薄さに制限があるので、あらかじめ3つの異なる画角のレンズを搭載すればよいという発想になっているのです。
ズームやポートレート機能
この3つのレンズを用いる前は、1つしかレンズが付いていませんでした。
レンズ1枚の焦点距離というのは決まっているので(例えば50mm)、焦点距離を自由に変えることができない。つまりズームをすることができないです。(デジタルズーム)
この解決方法としては画像を無理やり拡大したり縮小しちゃえ!というものです。
ただしこの場合、特に拡大をする場合は無理やり写真を引き伸ばすようなものなので、ズームをするほど画質が落ちてしまうというデメリットが生じます。
ところが3つのレンズがあるとこれを綺麗に解決できます。
というのも、ズームをする途中で使うレンズの種類を変えればよいわけです。
指で画面を拡大すると、瞬時にコンピューターがどのレンズの映像を映せばよいかを判断して切り替えてくれるんですね。
さらに、ズームの他にもポートレートなどの機能も追加することができます。
ポートレートは下の写真のように背景をボカすような撮影の仕方です。(キヤノン株式会社HPから引用)

これも1つのレンズだけでは無理でしたが、3つのレンズで映した映像を内部で処理する事によって撮影することができます。
最近はAIの進化によって、この内部処理がより高度なものになっているようで、一眼レフカメラ顔負けのポートレート写真が撮れますね。

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